マングローブ再生のための合意形成のプロセスを、既存の資料、環境問題担当者・NPO・NGOなどのインタビューによって整理した。NGOが行う、一種の合意形成は、その一般活動の中に織り込み済みである。行政などの他の主体が植林プログラムを実施する場合より、効果的であることが理解できた。 諸外国のNGOがかかわることで、より高い見地に立った参加型環境プログラムを構築することができる。マングローブの中で地域の人々が林産物や水産物を収集し、植林活動に参加することで現金収入を得ることができ、住民の生活の質の向上が図ることもできる。国際的なパートナーシップが自然保護活動を推し進めていく上で不可欠になってきている。
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