超立方体上にN個の一様ランダムなサンプル点を発生し、それらの点での関数fの値の平均値を持ってfの積分値を近似するのがモンテカルロ法である。これに対し、超立方体におけるサンプル点を巧みに配置することで、数値積分誤差をより小さくする手法が準モンテカルロ法である。そのような点集合を超一様点集合と呼ぶ。t-valueを小さくする点集合が良く用いられている。本研究においては「パラメータ付きWAFOM」という指標を導入し、それに基づいた超一様点集合を探索した。滑らかな関数に対しては、既存のものよりも高い性能をもつことを数値実験で示した。
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