研究課題
基盤研究(C)
線形計画問題(LP)の解法の1つに,1947年にDantzigにより提案された単体法を始祖とするピボットアルゴリズムがある。ピボットアルゴリズムとは,制約条件で記述された多面体の頂点を,目的関数値を改善する方向にたどり最適解を見つける手法である。多項式時間を達成するピボットアルゴリズムの存在の解明はLPにおける重要な未解決問題として知られる。本研究では,従来のピボットアルゴリズムの多くがLPに内在する多面体構造という大域的性質を考慮していないことに着目し,この未解決問題に挑む。
数理計画,組合せ幾何学