一般に、生物学分野における画像解析システムは特徴抽出手法と識別手法からなる。ここで、適用する問題設定に合わせた特徴抽出手法を選択・適用できれば、識別性能の向上が期待できる。しかし、数理・情報科学的知見の乏しい生物学系研究者等が、この手法を取捨選択するのは非常に困難である。 そこで本研究では、数理・情報科学的知見を持たなくとも識別性能向上効果が期待できる特徴量変換手法を提案した。本研究の提案手法と、既存の特徴量変換手法を医用画像の識別問題に適用・評価したところ、提案手法は安定した識別性能向上効果を示した。
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