『人物の挙動・表情の統合解析に基づく人物内部状態認識』という新たな視点に基づき,ストレス,疲労,退屈,快不快などの内部状態を自動認識するための時系列画像解析・認識手法を開発することを目標に研究開発を実施してきた.この結果,これまで殆ど研究が行われてこなかった,完全非拘束状況下での人物内部状態認識という新たな研究領域を開拓し,物理空間・情報空間・人間の認知空間をシームレスに結合した『親和的情報空間』を構築することが可能となり,高度な気配りを持つ親和的社会の実現に発展できる見通しが得られた.この研究成果を,査読付論文3編,国際会議発表2件,口頭発表6件に纏め公表を行った.
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