埼玉県内の河川水のPFOS、PFOA濃度は、減少傾向を示した。河川水、底質を用いた好気的生分解試験により、市販品中のテロマーアルコール類(8:2FTOH、10:2FTOH)がPFOAやPFDAに転換した。また、「10:2FTOHからPFDA」の生成速度は、「8:2FTOHからPFOA」よりも遅いことがわかった。336日間の好気的長期生分解試験では、ペルフルオロオクタンスルホン酸アミドエタノール(N-EtFOSE)の初期添加量の73%がPFOS、3%がPFOAに転換した。水環境において、これらの前駆物質はPFOS、PFOAの重要な汚染源になることがわかった。
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