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2015 年度 実施状況報告書

サービス・ラーニングを通した持続的な大学教養教育改革と地域発展のモデル構築

研究課題

研究課題/領域番号 26350266
研究機関聖心女子大学

研究代表者

杉原 真晃  聖心女子大学, 文学部, 准教授 (30379028)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2018-03-31
キーワード評価基準 / ニーズ開発 / 地域との持続的なかかわり
研究実績の概要

平成27年度は、サービスラーニングの質の向上を図るため、受け入れ側の地域社会の方々を対象にしたアンケート調査および聞き取り調査を実施した。ここで得られたデータをもとに、昨年度作成した評価基準を改訂したり、新たに作成したりして、多様なサービスラーニングプログラムに対応した評価基準を作成した。平成28年度のプログラムに活用する予定である。
また、聞き取り調査をとおして、サービスラーニングを通した、地域社会のニーズ自体の開発や、授業終了後の学生の自主的・持続的な地域とのかかわりの創出について明らかになってきた。後者については、平成27年度の学会で発表をおこなった。
平成28年度は、上記の改訂版の評価基準の効果を検証するとともに、地域社会のニーズ自体の開発や、授業終了後の学生の自主的・持続的な地域とのかかわりの創出についてさらなる調査を行う。さらには、都市部でのサービスラーニングの調査も実施する。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

本研究で挙げている4つの課題に対して、およそ順調に研究が進められていると考える。平成28年度に実施するさらなる調査や都市部でのサービスラーニングとの比較等の基盤が形成されたと考える。
一方で、多様なサービスラーニング・プログラムを追うため、実地調査の日が確保しづらく、日程調整の工夫が必要であった。

今後の研究の推進方策

基本的には研究は計画通りに進んでいるため、今後も計画にそって研究を展開していく予定である。
一方で、本研究は、参加観察やインタビュー調査を行うため、地域社会の方々との信頼関係が何よりも大切となる。多数・多様なサービスラーニング・プログラムを追うため、実地調査の日が確保しづらく、日程調整の工夫がいっそう必要となるが、地域社会の方々との信頼関係を大切に、迅速かつ丁寧な対応を進めていく所存である。

次年度使用額が生じた理由

本研究は、参加観察やインタビュー調査を行うため、地域社会の方々との信頼関係が何よりも大切となる。そのような状況にあって、多数・多様なサービスラーニング・プログラムを追うため、実地調査日の確保が難しく、計画通りの実地調査が完遂できなかった。
次年度にその補完を行うとともに、さらなる実地調査を行うため、次年度使用額を必要とした。

次年度使用額の使用計画

平成28年度の国内実地調査の質・量を増やすことに活用する。春期に二回程度、冬期に二回程度の実地調査を行うが、必要に応じて回数を増やす。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2015

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] サービスラーニング後に学生が地域社会へ継続的にかかわる要因―山形県最上郡での活動事例を通して―2015

    • 著者名/発表者名
      杉原真晃
    • 学会等名
      日本教育工学会
    • 発表場所
      電気通信大学
    • 年月日
      2015-09-21 – 2015-09-23
  • [学会発表] フィールドワークにおける地域住民とのルーブリック開発2015

    • 著者名/発表者名
      杉原真晃
    • 学会等名
      大学教育学会
    • 発表場所
      長崎大学
    • 年月日
      2015-06-06 – 2015-06-07

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公開日: 2017-01-06  

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