サービス・ラーニング(SL)については、SLの受入れ側の地域社会の人々と大学が協働で作成した評価基準が、学生の活動・学びの質の向上に貢献していることが明らかになった。SL終了後に自主的に地域とのかかわりを継続している学生については、現地での活動や出会う人々・子供たち、一緒に参加した学生・教職員等とのふれあいの中で、嬉しさ・楽しさ・参加感・居心地・自己の成長等を感じ、再会や恩返しを求めていることがわかった。また、学生のアイデンティティ形成に対して、プログラムでの経験が大学生活の過ごし方を決定したり、ゼミ決定・進路・就職の決め手となったり、人間性の涵養に深く関係したりする様子が見られた。
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