本研究では,21世紀型スキルを考慮したICT活用指導力向上プログラムを開発した.結果,次の成果が得られた.1)大学生のデジタルネイティブの特徴分析を行ったところ,教員養成系の大学生のリテラシーの課題が明確になり,最先端のICT活用などを直接体験する授業が効果的であることが分かった.2)「授業リフレクションシステム」を活用して自分や他者の模擬授業を評価したところ,これまで気付かなかった自分の模擬授業の改善点に気づくことなどが分かった.3)児童にICTを活用させる模擬授業を実践することで,教師のICT活用のみならず,児童のICT活用に対する指導力についても意識が向上することが明らかになった.
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