エネルギー関連や各種の重要構造物の基本形式の一つであるRC造容器・シェル構造に関し、長期劣化対策や耐震性能の向上に関する基本データの分析や評価手法に関する基本的検討を実施した。 1)実機大型シェル構造を対象に、竣工から5年間に渡る計測と分析を実施し、変形と振動特性に関する基本データを得ることが出来た。2)予測・評価手法の開発を目標とした、数値シミュレーションの手法の検討を実施し、検証を行った。3)これらの構造物の補強と高性能化を目的としたカーボンファイバーシートの利用の検討を実施した。具体的にはRCコンクリートアーチ試験体に対して動的な破壊実験を実施し、効果を定量的に把握することが出来た。
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