研究課題/領域番号 |
26350866
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用健康科学
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研究機関 | 宮崎公立大学 |
研究代表者 |
宮元 章次 宮崎公立大学, 人文学部, 教授 (90157678)
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研究分担者 |
串間 敦郎 宮崎県立看護大学, 看護学部, 教授 (20214950)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 肥満 / 成人病 / 運動習慣 |
研究成果の概要 |
健常な女子大学生1,080名を対象にした。大学入学時のBMIを出生体重別に比較すると、低出生体重20.1 ± 2.4 kg/㎡、標準体重20.9 ± 2.9 kg/㎡を示し、両者の間には有意な差が認められた(p<0.05)。瞬発力は低出生体重が標準体重に比べて低い傾向を示した。重回帰分析の結果をみると、健康度は低出生体重で運動の習慣がないと5段階評価で0.367低下していた。体脂肪率34%以上に基づく肥満は、18.5 <BMI<25 に3.4%、及びBMI>25 に4.3%みられた。18.5 <BMI<25 ではHDLコレステロール除く他の臨床検査項目に体脂肪量が影響を及ぼしていた。
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自由記述の分野 |
総合領域
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Barkerら (2003) は、妊娠中及び妊娠前の母親の痩身が低出生体重で生まれた子の生活習慣病の大きな素因であることを明らかにし、これを成人病胎児期発症説として提議している。現在、わが国の低出生体重児の割合は9.6%(2009)を示して、20歳代女性の痩身29.0%(2011)は急増している。しかしながら、低出生体重児における追いつき成長と青年期の肥満に関する報告はあるが、運動と健康との関連をみた研究は著者らが知る限り報告されていない。そこで、本研究では低出生体重で生まれた女子大学生を対象とし、彼らの大学での生活習慣が痩身及び健康状態にどのような影響を及ぼしているのかについて検討する。
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