平成16年より他健診施設に先駆け開始した腹囲、内臓脂肪測定、頸動脈エコーを含む約10年の蓄積データを用い、横断的解析により、喫煙女性が内臓脂肪の蓄積しやすい状態になっていること、新たな血清マーカーとしてFGF21、αKlothoが喫煙と関連すること、さらにαKlothoは、喫煙だけでなく短時間睡眠やストレスとも関連すること等を示した。縦断的解析において10年間のBMI、腹囲の変化がリスク因子の変化に強く相関すること、また禁煙は10年間では体重を増加させることはなく有用な介入手段と考えられ、睡眠への介入も有用である可能性も示された。
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