体性感覚野の神経回路形成における神経細胞多様性の役割

2017 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 26350980
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 基盤・社会脳科学
• 研究機関: 大阪大学
• 研究代表者: 平山 晃斉 大阪大学, 生命機能研究科, 特任講師(常勤) (40437398)
• 研究期間 (年度): 2014-04-01 – 2018-03-31
• キーワード: 神経細胞 / 多様性 / 神経回路形成

研究成果の概要

複数のクラスター型プロトカドヘリン（c-Pcdh）変異マウスおよびコンディショナルノックアウトマウス（cKO）を用いて、大脳皮質体性感覚野のバレル構造形成におけるc-Pcdhの役割について解析をおこなった。その結果、Pcdh-alpha、Pcdh-beta、 Pcdh-alpha-beta欠損マウスでは、バレル構造形成に異常は認められなかった。Pcdh-gamma欠損マウスは生後１日以内に死亡するため、cKOマウスを用いて解析したところ、バレル構造形成に変化が認められた。これらの結果を受け、CRISPR/Cas9システムを用いて新たなc-Pcdh遺伝子改変マウスの作製をおこなった。

自由記述の分野

神経科学　ゲノム科学