本研究ではまず、構造方程式モデリング (SEM) を用いてSDTの検証をおこなったAgawa & Takeuchi (2016) の研究に質的アプローチを加えた。具体的には、日本の大学で英語を学習する大学生に面接調査を実施し、心的欲求と動機づけの因果関係を深く掘り下げて検討した。この結果に基づき、日本人大学生英語学習者の動機づけを測定する質問紙を開発し、質問紙の妥当性、信頼性の検討をおこなった。 最後に、SDTに基づいて日本人大学生英語学習者の動機づけを高めるための教育的介入を実施した。介入の効果を開発した質問紙で測定し、その結果を報告した。
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