多言語・多文化化しつつある日本の社会における外国人住民のための言語支援として、その普及策追求を中心に本研究を進めた。中規模地方都を対象とした調査及び英語の使用の検証の結果、(1)「平易な英語」の有用性の検討及び普及策として「平易な英語」による支援ガイドブック開発の可能性、(2)非英語圏の外国人住民の増加に伴う多言語による積極的な言語支援の実践、(3)ベトナム人住民の増加に対応する言語支援の普及の必要性、さらに(4)岐阜県内でも外国人住民の比率が高い(約7%)美濃加茂市における多文化共生社会への進展:岐阜県内でも最も進んでいる市であり、特に外国籍の児童のための学習支援の普及が見出された。
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