研究課題/領域番号 |
26380413
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研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
星河 武志 近畿大学, 経済学部, 准教授 (20467674)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 為替相場 / 国際資本移動 / 外国為替市場介入 |
研究実績の概要 |
平成29年7月にアメリカのカリフォルニア州サンディエゴにおいてWestern Economic Association Internationalで「Factors causing capital flows in emerging economies」(Masahiro Inoguchi氏との共著)というタイトルの論文を学会報告を行った。途上国における資本移動の要因について報告した結果、討論者およびフロアから様々な有益なコメントをもらい、論文の修正する点が明確になった。
平成29年4月に名古屋市立大学経済学研究科火曜研究会において論文「株式および外国為替相場の適正な価格変動からの乖離について」を報告した。 論文「株式および外国為替相場の適正な価格変動からの乖離について」において、どのような価格変動が通常で、どのような価格変動が通常でないのかを新たに定義し、為替相場の変動をどのように予測するのが良いかを考察した。しかし、従来の方法と比較した際の利点をもっと明示すべきというコメントがあったため、来年度はその点について修正し国際的な学術誌に投稿したい。
また、平成29年4月に神戸大学第14回 Modern Monetary Economics Summer Instituteにおいて論文「Demand for the dollar as an international currency」(稲垣一之氏との共著)を報告した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究報告等を通じて、他の研究者からいくつかの有益な指摘や不備に関するアドバイスをもらったため再度加筆修正が必要となったものの、微修正の範囲内であるため、おおむね順調に進展していると考えられる。また、本研究課題を遂行するうちに思い付いた派生的な論文も執筆しているため、そちらも仕上げていきたい。
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今後の研究の推進方策 |
平成30年度は、本研究課題の最終年度である。本研究課題の仕上げとして、できる限り本年度内に研究成果が学術雑誌にアクセプトされるよう努力したい。
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次年度使用額が生じた理由 |
英文翻訳および英文校閲を行う予定であったが、2017年度末の3月終盤に論文が完成したため、支出が間に合わなかった。新年度の4月に支出を行う予定である。
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