本研究では、小規模多機能型居宅介護(以下、施設と言う)における看取りケア実践と職員の関連についてアンケート調査を実施した。施設での看取り経験者は44.7%、施設での看取りの必要性を感じている者は49.9%であった。また、個人的な経験として、近親者の看取り経験者は69.1%、介護の経験者は28.0%であった。これらは看取りケア実践と関連があった。 看取りケアを促進するためには、個人的な経験の有無に関わらず、「ピアサポート」、「職場満足」、「死生観」、「自己成長」を高めることが重要である。なかでも地域におけるサポートを強化することが重要である。今回の成果は学会発表で公表予定である。
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