今後の研究の推進方策 |
今年度の研究推進方策は2つある。1つはハミルトニアン・モンテカルロ法(Hamiltonian monte carlo method, HMC法)を利用したベイズ統計学の入門的教材を作ることである。 時代にふさわしい入門的教材を数学Ⅰ,Ⅱ,A,Bの範囲を予備知識として作成したい。2つ目は、即応した、紙を使わないWEBベースのアンケート調査法の解説書である。これまでアンケート調査(質問紙調査)で卒業論文を書こうとすると、(1)調査票を印刷し、(2)調査票を配布し、(3)調査票を回収し、(4)データを入力し、(5)調査票を注意深く保管・廃棄する必要があった。しかしWeb上でアンケート調査を実施すると、これらの労力は大幅に省略または軽減でき、調査の本質的・知的作業に時間や労力を集中でる。(1)紙媒体の調査票を印刷する必要がない。アンケート実施のギリギリまで調査票を推敲できる。(2)調査票を配布する必要がない。Eメイル等でURLを通知し、回答を依頼できる。(3)調査票を回収する必要がない。遠方・海外に住んでいる人にも回答してもらえる。(4)調査票を見て、pcへデータを入力する必要がない。楽だし、転記ミスがなくなる。(5)紙媒体の調査票を保管・廃棄する必要もない。以上のことを鑑み、早急にWEBベースのアンケート調査に移行することを可能にする教材を提案したい。
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