(1) 研究協力校において数学科教員の意識と高校生の数学理解についての実態調査を行い、その結果を分析し、数学科教員の意識の変容と生徒の数学理解の深化を評価することによって、数学科教員の数学科授業構成に対する意識が向上するとともに、生徒の数学理解が深まることが明らかになった。 (2) 数学科授業構成枠組みとしての2軸過程モデルの具体化の改良案の有効性についての検証を行い、それを踏まえて高等学校における数学科授業の質的改善が可能となるような2軸過程モデルの具体化を策定することができた。そして、数学科教員の授業力と生徒の数学理解度の向上にとって有効な具体的示唆を導出することができた。
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