本研究の目的は、算数教育における日本の問題解決型授業を再考し、小学校で算数を教えている現場教師に対して、改善方策を提案することであった。 シツエーションの探求としての特設型の問題解決指導を拡充させるための教材開発に小学校教諭と共同で取り組むことによって、問題解決能力の育成に寄与する方途とともに、教材開発のプロセスについても提案を行うことができた。 本研究において、9名の小学校教諭は、様々なシツエーションの探求としての問題解決能力を獲得するとともに、シツエーショに対して「でなけりゃどうか?」という方略を用いることによって、興味深い教材開発を例証することができていた。
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