多極電磁石5台を用いて Vibrating Wire Method をベースにしたアライメント試験を行った。バックグラウンドとなる地磁気や残留磁場は、カウンタ電磁石を導入し補正できることを示した。直線性の規定されたワイヤを選択することで、システム全体の総合的統計誤差を+-5um以内に抑制できた。時間的に変化する共鳴周波数に対しワイヤ通電周波数を追従させるフィードバックを構築した。このシステムで磁場中心のドリフトを1um以内の精度で測定できることを示した。極低エミッタンスリングの精密アライメントに対応できるシステムが完成した。
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