意思決定および最適化における2次計画問題(主問題)に対する双対問題を導出する手法として新たに双対化法(dualization methods)を提示し,主問題・双対問題の最適解における最適点と最適値の依存関係を明らかにした。主な成果は以下の通りである。(1)双対化については(i)動的法,(ii)プラス・マイナス法,(iii)不等式法の3つの双対化手法を開発した。特に不等式法では算術平均・幾何平均不等式を多段的に活用して双対導出の一体系を構築した。(2) 最適解の依存関係では最適点・最適値の三位一体構造として,フィボナッチ相補双対性,黄金相補双対性などを双対定理の型で示した。
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