日本産魚類化石の5種の未記載種を発見し、それらのうちシナミア科、ニシン科、コイ科の3種について記載し学名を与えた。残りのイクチオデクテス科とケツギョ科の2種についても学名を与え投稿できる段階にある。さらにサバ科とタウエガジ科の2種の産出記録を投稿した。 また、文献調査から日本産魚類で分類学的位置が明確であり、学名が与えられている種は70をこえることが判明した。それぞれの分類学的位置、産出層、時代、原記載とその要旨をまとめたデータベースを作成した。これらのデータを分子系統樹に加えて分析し、魚類のそれぞれの分類単位での分岐年代を再検討する。
|