研究課題
基盤研究(C)
本研究では,はじめに,ヒートパイプに関する基礎実験を行い,その上で,グラフェンを混入させたプラスチック素材を用い,3Dプリンターを使用して自励振動式ヒートパイプを製作した.作動液には素材との濡れ性が良好なエタノールを使用した.実験結果から,ヒートパイプを曲げた場合(角度:20度)と曲げない場合を比較し,ヒートパイプを曲げると加熱量が5.0Wと6.0Wのとき熱輸送性能が少し低下するが,いずれの場合も内部で作動液が流動し,ヒートパイプが作動して定常的な熱輸送が行われていることを確認した.
熱工学