現在、STL(Stereolithography)データから実物モデルを紙ベースの素材で再現するのは容易ではない。そこで、構造が複雑でも適切にセグメントし、各セグメントを2次元展開し、3次元に組み立て接合するアルゴリズムを開発した。これまではホビー的なものしか得られていなかったが、本格的にリバースエンジニアリングで得られるデータやCADデータをも対象とし、積層型3次元プリンタにとって代わるほどの精度が得られた。携帯画像などとリンクさせ、印象に残った風景や対象物を撮影し自らの手で折って再現して幼児や子供の発想力の高揚に役立てたり、高齢者の認知症予防に適用したりすることが現実のものとなった。
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