本研究では、下層大気圏下における降雪現象を高分解能で測定システムの研究・開発を行った。小型ドップラーレーダ3台にて、地上付近から高度約千mまでの鉛直方向降雪現象を連続的に測定した。レーダとライダによる後方散乱を解析することにより、3次元空間内の降雪現象を測定するシステムの構築を行った。更に、地上に設置した降雪粒子画像情報と降水センサーによる降水粒子情報との関係を解析した。降雨粒子および降雪粒子の粒径と落下速度から降水強度Rを算出し、レーダ反射因子ZとのZ-R関係を降水種類ごとに求めることが可能となった。
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