本研究は、生活道路における交通安全対策として、自動車の走行速度を低減させることが最も有効であると考え、自動車の走行速度を低減させる手法として、街路空間のカラー化に着目した。国内で道路のカラー化によく用いられる色を対象に色に関する検討を行った結果、路側帯のカラー化による自動車の速度抑制効果は(黄=ベンガラ)>緑>青の順に効果が高いことが明らかとなった。 また、同じ色を用いた場合、カラーの塗り幅が広いほど、速度抑制効果が高く、同じ塗り幅であれば、路側側よりも車道側をカラー化することが効果的だということが明らかになった。
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