本研究では、超臨界二酸化炭素を利用し、豚などの異種哺乳動物の組織に超音波照射することで、細胞成分を除去し、再生医療に利用できる再生医療材料として、新規バイオスカフォールド(細胞外マトリックス)の製造法を開発した。生体組織の脱細胞化組織を用いて、マイクロX線CTにて組織構造の断面写真を積層データとして収集した。これを市販装置とするために、得られたマイクロX線CTデータを用いて、脱細胞組織の立体構造をコンピュー上で再構成することで、3Dプリンターによる組織形成に必要となる3次元脱細胞組織図を作成することに成功した。
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