インフルエンザウイルスは我々人類全体に対する脅威であり、それに対する対応は医療システムの大きな負担となるため簡便迅速高感度の検出方法の開発が求められている。本研究ではインフルエンザウイルスを検出するためのQuenchbodyを開発した。この結果、特にATTO520ダブルラベル型において高い感度と応答が見られた。本QuenchbodyはインフルエンザウイルスHAタンパク質と結合すると、色素間で起きた蛍光クエンチが解除され蛍光が回復されると考えられる。Quenchbodyとサンプルを混合し、蛍光強度を測定するだけでウイルスの有無を判断することが出来るため、国民の健康を守るために役に立つと思われる。
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