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2016 年度 研究成果報告書

「知性の源泉」の追求~前頭前野の発生・発達・進化

研究課題

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研究課題/領域番号 26430033
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 神経解剖学・神経病理学
研究機関東北大学

研究代表者

佐藤 達也  東北大学, 情報科学研究科, 准教授 (00568222)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワード内側前頭前野 / 嗅球 / 眼窩前頭皮質 / 電気穿孔法 / マウス / 線維芽細胞増殖因子
研究成果の概要

分泌性因子Fgf8は、大脳皮質領域を前方化するオーガナイザー分子であることが明らかにされている。本研究では、大脳皮質の中でも特に前頭葉の領域化におけるFgf8の役割を明らかにした。胎生期のマウス終脳前端部においてFgf8を電気穿孔法により過剰発現させると、前頭葉の背内側領域(前帯状皮質および前辺縁皮質)が拡大し、背外側領域が縮小した。前頭葉腹側(下辺縁皮質、眼窩皮質)は欠損した。嗅球が肥大化するとともに、前頭葉と嗅球の組織は連続し、それらの境界は不明瞭となった。Fgf8は前頭葉背側を内側化していると考えられるとともに、嗅球の発生においても重要な役割を担っていることが示唆された。

自由記述の分野

神経発生学

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公開日: 2018-03-22  

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