音は提示される時間間隔(I)により異なる印象を与え、音響学的にはIの長さにより個々の音がまとまった音脈として認識されたり、または離散する印象を与える(音脈分凝)。このIが聴覚皮質(AC)内で1)どのように表現されているかを動物を用いて調べ、更には2)動物がIを識別できるかを行動学的に明確にし、3)学習効果により、AC活動がどのように変わるかを光イメージング法で解明する。 1)約100ms長のノイズ様音節を約230msの間隔で繰り返すと、個々の音に対するAC応答性は1100ms間隔と比べ著しく低下した。2)モルモットは異るI音を識別した。3)識別学習は繰り返しの遅い部分に対する応答性を上げた。
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