アルツハイマー病とヘルペスウイルス感染の関連を研究するために豚ヘルペスウイルス(オーエスキー病ウイルス)潜伏感染マウスモデルにPS2とTG2576を交配させたダブルトランスジェニックマウス、老化促進モデルマウス(SAM)、理化学研究所脳科学総合研究センターから導入したAPP<NL-G-F>マウスを用いて検討したところ、いずれも病態モデルに使用可能であった。脳内βアミロイド、認知機能試験など結果には微妙な違いが見られたが、目的に合わせて系統を選択することにより実験が可能であることがわかった。現在、潜伏ウイルス再活性化を抑制する仕組みを開発中であり、今回確立した動物実験系を用いて評価を行う。
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