研究課題
基盤研究(C)
本研究は、アフリカ睡眠病の薬剤標的であるトリパノソーマのシアン耐性酸化酵素(TAO)とグリセロールキナーゼ(TGK)とリード化合物との複合体の結晶構造を明らかにし、より実用的な薬剤候補となる阻害剤の開発を目的とし、以下の成果を上げることができた。新規のTAO阻害剤フェルレノールとTAOとの複合体の結晶構造を2.7Å分解能で決定した。またTGKの新規阻害剤GK-17bを見出した。この化合物はTAOも同程度の強さで酵素反応を阻害する。
構造生物化学