ヒトSAA3はマウスSAA3とはC末端側のアミノ酸配列が大きく異なっている。この部位と特異的に認識する抗体を作成し、ヒト培養細胞の培養に用いた培地からのSAA3の検出を行った。さらにヒトSAA3のリコンビナントタンパク質を作成し、培養細胞への刺激または取り込みの実験を行い、これらの結果をまとめて学術論文上に発表した。一方セラストラマイシン結合タンパク質(mTOC)の解析では、亜鉛フィンガータンパク質(ZFC3H1)がmTOCであることを明らかにした論文を発表した。さらにmTOC結合タンパク質の検索を行い、MTR4などの核タンパク質がmTOCと共免疫沈降されることを明らかにした。
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