GNSS技術を活用し,森林内におけるGNSS信号の分断状況から林分情報を推定する技術を確立するとともに,森林資源情報の取得のために実用化を試みた。 京都大学フィールド科学教育研究センター芦生研究林および和歌山研究林において,ヘリコプターLiDARデータとGNSS受信データを取得,解析した。 LiDARデータ取得が1ヶ月順延し落葉後となったため,想定した相関が見られなかった一方,SIPについては林分条件と高い相関が見られたほか,GPSだけでなくGLONASSやGalileo,Beidouなど様々なGNSSを組み合わせることによって,測位確率,測位精度,Fix解取得確率が向上することが明らかとなった。
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