魚類における初めての細胞内LPS認識センサーの発見を目的として、魚類細胞内における細胞内寄生性細菌LPS認識機構に関与するインフラマソーム関連遺伝子の同定およびその認識機構を解明することを計画した。トラフグのインフラマソーム関連遺伝子をクローン化した。トラフグの腎臓細胞ではLPS、ナイジェリシン、シリカ結晶およびアラムの刺激によって炎症性サイトカイン遺伝子の発現が強く誘導されることから、これらの誘導に何らかの形でインフラマソームが関与していると推察された。また、メダカにおいて、PYDドメインをもつNLR遺伝子、およびCaspase-1遺伝子をクローン化し、Caspase-1の活性を確認した。
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