研究成果の概要 |
ZAC1(PLAGL1)は、6q24新生児一過性糖尿病のインプリント異常領域に存在し、CD4陽性制御性Tリンパ球の機能形成する転写因子である。しかしながら、その機能に関しては必ずしも明らかでない。本研究では、Cre/loxPシステムを用いてZac1欠損膵β細胞株(MIN6)とCD4陽性Tリンパ球を作製した。両細胞機能にZac1欠損による大きな差は認められなかった。MIN6において、Zac1はEgr1, Shh, cFos, Sst等の遺伝子やノンコーディングRNAの発現量を変化させた。成熟両細胞種においてZac1の代償機構が存在すると考えられ、分化・発生におけるに機能解析が必要と考えられる。
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