研究成果の概要 |
非小細胞性肺癌の浸潤・転移における細胞膜活性脂質に関する研究で以下の成績を得た: ① Sphingosin kinase (SpK)-1は、癌浸潤先進部と微小乳頭状腺癌で高発現し、EMT関連分子発現との関連を示した。② Sphingosin-1-P受容体 S1PR-2は腫瘍浸潤先進部癌細胞細胞膜に限局する発現をみた。③ Sphingomyelin synthase (SMS)-1, -2のsiRNAによる遺伝子発現抑制による機能解析に向け、ヒト線維肉腫細胞 HT1080を用いた解析で, SMS-1, SMS-2単独及び両遺伝子の抑制による細胞移動能の有意な抑制が示された。
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