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2016 年度 研究成果報告書

胸膜肉腫型中皮腫の網羅的遺伝子発現解析に基づく病理鑑別診断への応用

研究課題

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研究課題/領域番号 26460452
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 人体病理学
研究機関広島大学

研究代表者

武島 幸男  広島大学, 医歯薬保健学研究院(医), 教授 (70236462)

研究協力者 Amatya V. Jeet  広島大学, 医歯薬保健学研究院(医), 講師 (90403625)
櫛谷 桂  広島大学, 医歯薬保健学研究院(医), 助教 (00508179)
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワード中皮腫 / 病理診断 / 免疫染色 / 抗体
研究成果の概要

胸膜肉腫型中皮腫は、肺癌、特に肺肉腫様癌との病理学的鑑別診断が困難な疾患である。本研究では、肉腫型中皮腫と肺肉腫様癌から抽出したmRNAについてGeneChip法による網羅的な遺伝子発現解析を行った。その結果、肉腫型中皮腫では肺肉腫様癌と比較すると優位にMUC4 mRNAの発現が低下していることが明らかとなった。MUC4に対する市販の抗体を用いて、肉腫型中皮腫と肺肉腫様癌の免疫染色を行うと、前者は陽性例は皆無であったのに対して、後者は70%程度の症例で陽性となった。
これらの結果から、胸膜肉腫型中皮腫と肺肉腫様癌の鑑別診断には抗MUC4抗体の応用が有用であることが示唆された。

自由記述の分野

病理学

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公開日: 2018-03-22  

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