TRYO3とGas6の発現をRNA in situ hybridizationで検討したところ、発現はluminal A乳癌でみられ、liminal B乳癌ではみられなかった。HER2陽性乳癌では発現がみられないか、みられても弱く、Triple negativeでは発現はみられなかった。これは我々が先行研究で立てたTYRO3発現抑制が乳癌の治療戦略になるという仮説を支持するものであった 肺癌でもTYRO3は一部の腺癌に高発現していた。なお、臨床病理学的特徴のうち上皮成長因子受容体の変異やALK融合遺伝子との関連は示唆されなかった。
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