研究成果の概要 |
「現行PPSV-23接種ストラテジー」と「PPSV-23・PCV-13選択可能接種ストラテジー」を設定し肺炎球菌ワクチンの効率性について分析を行った。肺炎球菌起因疾患の罹患率・後遺症の発現率と各種費用データを用いてマルコフ・モデルを作成した。 その結果、1接種当たりが8,116円(PPSV-23)と10,776円(PCV-13)に設定した場合、現行PPSV-23接種ストラテジーと比較したPPSV-23・PCV-13選択可能接種ストラテジーの1QALY(質を調整した生存年)獲得あたりの増分費用は約37.9万円であり、定期接種助成対象ワクチンとしてPCV-13の導入は費用対効果に優れると考えられる。
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