運用する世界標準の地域医療連携システムは5社の電子カルテから日本標準でデータを得ているため各社出力の標準化状況がわかる。そこでデータを匿名化し抽出する機能を作成し調査した。結果、薬剤コードで90%, 検査コードで60%のコード化率が判明、食事オーダのアレルギー欄が各社毎に異なること、退院時要約の項目設定が異なることを見つけた。検査にはコード化されていない検査の頻度順にデータを作成し上位から対応したが、電子カルテ内部構造で出力されないことが判明し、各社の電子カルテ構造を確認する必要が判明した。退院時要約については項目名称の標準化が必要であることが判明、HL7協会中心に項目名称の標準化が進んだ。
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