研究課題
基盤研究(C)
皮質基底核症候群(Corticobasal syndrome: CBS)や進行性失語症患者はアルツハイマー(AD)病理をもつことがあり、非典型的ADと分類される。髄液検査からAD病理が推測されたCBS患者はADの認知機能障害、脳血流画像を示した。AD病理が推測された意味性認知症患者や逆にAD病理を持たない非流暢性失語症患者も脳血流画像およびドパーミントランスポーターシンチグラフィは特徴的な所見を呈した。画像および臨床症状から非典型的なAD症例を鑑別することが可能であろう。脳血流画像およびドパーミントランスポーターシンチグラフィは認知症臨床に正確な鑑別診断をするのに有用である。
神経科学