7種類の胃癌培養細胞株における抗癌剤感受性試験とアポトーシスを評価するBH3プロファイリングを検討し,Docetaxelの薬剤感受性にBIM BH3プロファイリングが相関していることを見出した.さらにこのBIM BH3プロファイリングはBAK蛋白発現とも相関を認めていたことから,胃癌患者におけるBAK蛋白発現と予後解析を検討した.その結果,BAK蛋白発現の多寡が,Docetaxelを用いた化学療法における予後を規定していることが分かった. 胃癌におけるBAK蛋白発現はDocetaxelを用いた化学療法の治療を予測するバイオマーカーとなりうる.
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