正常およびSS、NASH モデルマウス肝内のmiRNA 発現を、マイクロアレイ法により網羅的に解析し、ヒトとマウスで共通に発現しているmiRNA 28個を選択した。28個のmiRNAについて発現強度の再現性を確認するため、新たな4個体の肝組織からmiRNAを抽出しRT-PCRを用いて確認した。miR-379は、NAFLにおいて特に強く発現していた。また、NASHにおいて、その発現強度は血清総コレステロールおよびLDL-Cと正の相関があり、進展度の低い群で明らかであった。Dlk1-Dio3 matクラスターmiRNAのNAFLDへの影響が明らかになり、臨床応用への可能性が示唆された。
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