(基礎研究)分化H9c2細胞のパルミチン酸(PAL)への暴露は、caspase活性化、ミトコンドリア膜電位脱分極、細胞内ATP枯渇と活性酸素種産生を促進し、ミトコンドリア細分化とdynamin-related protein 1の増加をきたした。エイコサペンタイン酸(EPA)は、AMP依存性経路を介してPALの脂肪毒性を軽減した。(臨床研究)冠動脈疾患患者にて、魚摂取3回/週以上では3回/週未満よりEPA、DHA値、EPA/AA比が高かった。魚摂取励行とEPA内服は、2年後のMDA-LDLを低下させたが、両群で差はなく、ω-3不飽和脂肪酸の増加と酸化LDLの低下に同等の効果であった。
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