PARP1は、パーキンソン病の原因タンパク質 αシヌクレインのプロモーター配列に結合することによりαシヌクレインの発現を制御することが報告されている。培養細胞にPARP1全配列とmiRNA-124を導入したところ、PARP1発現量の有意な低下が認められた。さらに、PARP1の予測標的配列の一部の塩基配列を置換又は欠失した変異モデルを作成し、同様に検討したところ、miRNA-124によるPARP1発現量低下の回復傾向がみられた。miRNA-124は、直接的および間接的な作用によりPARP1発現を抑制する可能性が示された。
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