研究課題
基盤研究(C)
本研究では、クライオパイリン関連周期熱症候群(CAPS)発症機序の分子生物学的な解明のため、ヒトNLRP3リコンビナント蛋白の発現・精製を本研究の目的とした。昆虫細胞を利用した蛋白発現系(カイコ及びSF9細胞)を使用し種々の発現コンストラクトを試み、リコンビナント蛋白の発現は確認されたが、いずれも不溶性で機能実験、構造解析に使用可能な可溶性蛋白としては回収が困難であった。結論として、現状ではヒトNLRP3をリコンビナント蛋白として大量精製するのは困難であることが判明した。
小児科学