研究課題
基盤研究(C)
単純型統合失調症は、重大な社会生活機能障害を来たすため早期発見が重要であるが、潜行性に経過し陽性症状を認めないため診断は困難であり、治療法も明らかでない。本研究では、認知機能検査や脳機能画像検査といった客観的指標を用いて、単純型統合失調症をプロトタイプとした「青年期認知機能障害」を定義し、その病態を探るとともに薬物治療効果を検証した。その結果、「青年期認知機能障害」に対する薬物治療により、臨床症状と認知機能障害が改善する可能性を示した。
臨床精神薬理