本研究はヘリカルCTから得られたボリュームデータとコンピュータ支援画像診断の最新技術を駆使し肺腫瘤の3次元的体積を測定することにより腫瘍縮小効果を正確に評価し非小細胞癌の客観的治療効果測定法を検討することを目的とした。研究成果として研究実施計画に従ってまず非小細胞癌の連続ボリュームCTデータを取得。腫瘍全体を薄いスライス厚で撮影し腫瘍全体の連続画像を取得。3Dワークスソフトを用いて腫瘍体積の3次元的体積的測定を開始した。測定はそれぞれ3人の放射線科医で行い腫瘤平均体積・標準偏差を計算。結果、腫瘍体積の3次元的体積的測定法は治療効果判定において再現性良く客観的な評価が可能であることが示された。
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